ちょっと気になったニュースがあったので。
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【ロンドン21日共同】英調査機関などが平和な国をランキング化した2008年の「世界平和度指数」が20日、発表され、日本は昨年と同じ5位で主要国(G8)の中ではトップだった。1位はアイスランド、最下位が2年連続のイラク。中国はチベット情勢などが響き、67位で昨年より7位下げた。
民主化勢力を封じ込める軍事政権下のミャンマーは126位(昨年108位)だった。
平和度指数の発表は今年で2回目。対象国は昨年の121カ国から140カ国に増えた。政治の安定性やテロの危険性、犯罪の発生率や武器取引など24項目の要素を、英経済誌エコノミストの調査部門とシンクタンクが連携して分析、数値化した。
上位10カ国は、北欧を中心に8カ国が欧州の国。米国はランキングで考慮される軍事費が突出しているため97位(同96位)で、核開発問題などで欧米と対立するイランが105位(同97位)。ロシアは治安悪化やチェチェン情勢の影響などで131位(同118位)だった。
2008/05/21 08:53 【共同通信】
ソースはここ↓
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008052101000097.html
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ということらしいです。
私は、常々、日本はすばらしい国であると思っています。
だから、この結果は正直言ってうれしい。
しかし、現状では、1998年から、年間3万人以上の自殺者を出すという、
異常な状況が続いています。
一日平均100人弱の人間が、自ら命を絶っている。
これはいったいどういうことなのだろうか?
世界第2位の経済大国であり、四季のある美しい自然に恵まれ、
高等教育が受けられ、医療体制は世界に類を見ないほど充実し、
世界一の長寿国。
戦後60年以上、戦渦に巻き込まれたことは無く、
国民性は穏やかで、治安は抜群に良い。
それなのに、なぜ自殺者が多いのか?
もちろん理由はひとつではないと思います。
でも、ちょっとで良いから、考え方、視点を変えただけで、
死にたくなるような苦しみから逃れられるのではないかと、
私は思ってしまいます。
例えば、
「自分の能力の最大限を発揮しなければいけないのか?」
などということを、考えてしまうのです。
学校では、いつもちょっとでもいい成績が取れるように、
最大限の能力を、いや、それ以上の努力をすることを要求され、
会社に入れば、ちょっとでも売り上げを伸ばすように、
最大限の能力を、いや、それ以上の力を発揮するように求められます。
でも、本当にそうしなければいけないのでしょうか?
能力の余裕を持って、生きて行ってはいけないのでしょうか?
マラソンランナーがスタート直後から全力で走ることを要求されたら、
おそらくゴールできないでしょう。
人生も、自分の能力に余裕を持たせて生きていく必要があると思うのです。
それが出来なくなってしまった日本人。
その背景にあるものを、見直して欲しいと思います。