日本の儀式:結納
先日従姉妹の結婚式のために石川県に行ってまいりました。
結納をした時の模様を写真で見せていただきました。
両家の方々、正装で向かい合い結い納品を収める姿が。
改めてみますと、日本のしきたりは見ていて気持ちを引き締めてくれるような習慣ですね。これから、両家共々お付き合いが始まります、というような身の引き締まる儀式です。
私は相手方から結納金のような形で出させるのは気持ちがなかったこともあり、両親も必要ないと思っておりましたので結納はしませんでした。お顔合わせのようなかたちでお料理を準備したくらいで。
従姉妹は石川県民。結婚式は簡単にとのことでしたが、結納は荘厳でしたね。
そこで、結納について少し勉強して見ました。
結納品は、次の九品が正式とされています。
1.金包み・・女性に対しては「御帯料」、男性に対しては「御袴料」
として結納金を包みます。
2.勝男節(かつおぶし)・・鰹節。鰹節は昔は不時の備えとして大切
にされてきました。剛毅な男性の象徴です。
3.寿留女(するめ)・・鰹節と同様にかつての保存食です。女性を
表し、幾久しくの意味もあります。
4.子生婦(こんぶ)・・昆布。よろこぶに通じ、子宝に恵まれること
を祈ってこの当て字が使われます。
5.友白髪(ともしらが)・・白麻糸。夫婦共に白髪になるまで仲良く
という意味の品。友志良賀とも書きます。
6.末広(すえひろ)・・純白無地の扇子。めでたさが末広がりになる
ことを願うしるしです。
7.家内喜多留(やなぎだる)・・酒を入れる柳樽のこと。最近では
代わりに現金を包むのが一般的です。
8.長熨斗(ながのし)・・鮑のし。昔は海産物の中で最も貴重な鮑を
贈ることで祝意を表しました。
9.目録・・結納品の品名や数を記したものです。
この九品の中から2と7を略した七品セット、さらに3と4を略した
五品セットもあります。
と、結婚式場のサイトより。
う~~ん。
縁起を大事にする日本の風習。
大事にしたいですね。
みなさん、結構結納を正式にされている方は多いんでしょうか?
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